パパ〜ン,ママ〜ン・・・・捨てやがって! [ペットとの日々]
山梨動物里親の会というNPO任意団体があります.
捨てられたワン・ニャンの里親を探して献身的に活動
それこそ数百匹の里親探しを実現してきました.
僕は会員ではないのですが,
我が家が時々一時預かりの駆け込み寺になったりしています.
そんなわけで先日HPを賑やかにするため
曲をUPしたらどうなんだろうという話になりました.
このところ曲作りに燃えているので試作品を,ということのようです.今回は僕の隠れたキャラが爆発,おちゃめな曲が出来ました.試聴は未だUPしていないので出来ませんが
その折はアクセスお願いします.
ボーカルはつけていないのですが
詩は下記を考えています.
はちゃめちゃで採用になるか?ですが.
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SAVE ME SAVE YOU (タイトル)
パパ〜ン,ママ〜ン・・・・
すてやがって・・・・
かわいいあたしに勝てるかな
ぱちくりおめめが夢みてる
なかよしお家でじゃんけんポン
おっかけっこでニャンニャニャン
つかれた後ではお昼ねさ
かわいいぼくちゃんみすてるの
かしげたお首でワンワワン
広げたお手てにジャーンプジャンプ
お口もお鼻もペロペロペロペロ
ウーン幸せ持ってけどろぼー
ちょっと一休み [ペットとの日々]
講義が昨日で終わりました.最後の講義だと言ってもセンチメンタルな気分は一切無し,うるさい学生は最後まで私語が絶えません.立ち膝で足を椅子に組んで,雑談に夢中な女子生徒には少々まいりました.さすがに試験と言うと静かになるのは愛嬌かな.
外に出ると真夏のような熱気が押し寄せます.果樹園ではサクランボが風に揺れて,思わず写真を撮ってしまいました.ピカピカの赤い実ですが,中にはしなびたものも有ってサクランボの季節は終わりみたいですね.隣のモモ畑で次が待っています.
ふとその時,子猫のヤムちゃんを思い出しました.兄弟もろとも捨てられていたのですが,動物里親会という私立NPOが世話をしていて,その内の一匹を僕が一時預かっていました.それが日曜日親切なお兄さんに引き取られていったのです.一月近く寝食を共にしていたので,こちらの方はセンチメンタルな気分になりました.書斎でもひっきりなしに遊んでいましたが,遊びも入れて総てが生きることに一生懸命で圧倒的なかわいさでした.
そんなわけで昨夜は考えごとをする気が起こらなくて,久しぶりにイ・ビョンホン主演の”甘い生活”をDVDで観ました.原題は「Bittersweet Life」,これを甘いと訳すのは?ですね.風に揺れ動く柳の出だしに引かれました.ひとの激情の爆発の背後にある大きな哀しみのことを今は考えています.
シジミの日記:コロは死んでしまったの? [ペットとの日々]
このごろ僕が元気がないのはコロのことと関係があるのかもしれない.大体僕はイヌは嫌いということは皆分かっているし,またそれって当然のことなんだ.でもコロは前日記に書いたように,本当に不思議な生き物だったよ.僕のこと絶対追いかけまわしたりしなかったし,コロのご飯を食べても怒らなかった.死にそうな病気だということも敏感な僕はお見通しだったんだけど,それにしても本当に死んでしまたんだろうか?あれは2週間ぐらい前の夕方だった.コロがいつもの咳を始めて苦しみ出した.でもいつまでもその咳が止まらないんだ.パパはほとんど泣きそうで,酸素ボンベとかで酸素を送ったりしていたけれど効果なし,結局獣医さんに電話して緊急に診てもらうことにしたみたいだ.僕も心配でいつものようにはしゃぐのは止めにした.それから1時間ほどしてパパとママとコロは病院から帰って来た.コロは静かに眠っていて,パパは長電話とか始めたので僕もこれで一安心,明日からコロに気合入れてやろうかななんて思っていた.ところがママが突然騒ぎ出した.”静か過ぎるんじゃない,静か過ぎる.”パパはコロのところにすっ飛んでいって寝息を調べていた.それからコロ,コロと泣き出した.確かに変と言えば変,動かないのさ.パパはずっとコロを抱っこしてぶつぶつ言っていた.次の日の朝になってもコロは動かないし,パパは”冷たくなり始めた”と大騒ぎ,いくらなんでもおかしいなと僕も思い始めた.それからパパは綺麗な真っ白な木でコロがはいれるぐらいの箱を作って来て,その中にコロを収めた.ろうそくの灯がともされて,周囲は一杯花だらけ,正直言って僕はなんとなく怖かったよ.コロが寝ているそばに行くと尻尾が太くなるのが自分でも不思議だった.次の日の午後はおばあちゃんからママ,パパ全員が線香をあげて,コロを白い花で飾りまくった.僕もコロを見たけれど,どうしても眠っているようで,これが僕の本当のママが言っていた”死ぬ”ということなのか良く分からないという感じなんだ.コロはそれから自動車に乗って2度と帰って来なかった.今では座敷に綺麗な銀色の布につつまれた容器が有って,皆が線香をあげるけど,まさかそれがコロと言われても冗談じゃないという感じだよ.
白き犬の姿をした亡き友の思い出のために(3)(4) [ペットとの日々]
3
ほんの手前の冷え切った鉄の部屋は永遠の距離に続く道
居並ぶ者に言葉も無く
また涙さえ消えたのはお前が別れの門をくぐろうとしているからだ
さようなら,ここを通過すればお前の骸さえ俺は抱きしめることが出来ず
忘却だけを数えて俺は年を重ねるだろう
心優しい僧の読経だけが響き
やがてレールをきしませながら白い棺は静かに動く
お前の時が停まる処まで
何回と無くこの門の前に立ったはずの青年の目から
零れ落ちる宝石は暗闇を照らすカンテラか
さようなら,おまえの柔らかな毛,風に揺れる草原よ
生暖かな息,限りなく静かな言葉を越えた言葉よ
そしてなにより深く鋭く甘言を突き刺す瞳よ
その中に身を投げなかった俺は正しかったと言えるのか
4
見よ,燃え上がる炎の中に一羽の純白の鳥
薄く降り積もった哀しみのリネンを
一枚,一枚と羽根に織りなおし飛び立とうとしているのは
あの香料を積み上げ再生する伝説の鳥か
見上げれば俺達の世界には白い鳥達が無数に旋回し
哀しみは永遠の命を持つ鳥達となって生き続けていたのか
星達の輝く天をあおぎ,美しい花々に慰めをこめたくれた
数々の優しい心よ,ありがとう,でも違うのだ
永遠の命を持つ哀しみが白い鳥となって空に消え
残された有限を俺達は生きなければならないのだ
身軽になった俺にはもはやお前との栄光は残されていない
無数の糸で結ばれた俺達こそ,次は
思い出という記録では無く
骸に重なる哀しみのリネンをそれこそ何重にも
残す運命に震えなくてはいけないのだ
ほんの手前の冷え切った鉄の部屋は永遠の距離に続く道
居並ぶ者に言葉も無く
また涙さえ消えたのはお前が別れの門をくぐろうとしているからだ
さようなら,ここを通過すればお前の骸さえ俺は抱きしめることが出来ず
忘却だけを数えて俺は年を重ねるだろう
心優しい僧の読経だけが響き
やがてレールをきしませながら白い棺は静かに動く
お前の時が停まる処まで
何回と無くこの門の前に立ったはずの青年の目から
零れ落ちる宝石は暗闇を照らすカンテラか
さようなら,おまえの柔らかな毛,風に揺れる草原よ
生暖かな息,限りなく静かな言葉を越えた言葉よ
そしてなにより深く鋭く甘言を突き刺す瞳よ
その中に身を投げなかった俺は正しかったと言えるのか
4
見よ,燃え上がる炎の中に一羽の純白の鳥
薄く降り積もった哀しみのリネンを
一枚,一枚と羽根に織りなおし飛び立とうとしているのは
あの香料を積み上げ再生する伝説の鳥か
見上げれば俺達の世界には白い鳥達が無数に旋回し
哀しみは永遠の命を持つ鳥達となって生き続けていたのか
星達の輝く天をあおぎ,美しい花々に慰めをこめたくれた
数々の優しい心よ,ありがとう,でも違うのだ
永遠の命を持つ哀しみが白い鳥となって空に消え
残された有限を俺達は生きなければならないのだ
身軽になった俺にはもはやお前との栄光は残されていない
無数の糸で結ばれた俺達こそ,次は
思い出という記録では無く
骸に重なる哀しみのリネンをそれこそ何重にも
残す運命に震えなくてはいけないのだ
白き犬の姿をした亡き友の思い出のために(2) [ペットとの日々]
2
南天に深紅の実すでに1つとして無く
白金に光る葉が天空を裂いて揺れている
沈黙の高台から下界を見下ろすお前の瞳
灯るのはいつも幽愁を燃やす小さな炎ばかり
お前がどのように素性を隠そうとしても
あの山野を駆け抜けた誇り高き種族の末裔だから
俺達のしてきた数々の仕打ち,蛮行を許してくれているのか
何千何万の月と日を重ねても俺達の種族は
あきもせず英雄の記録を書き続け
寛大の樹に平然と弱さの文字を刻み込む出来そこないだ
眼下に広がる盆地では日没もそこそこに灯火の数が増え
俺にとっては懐かしい人々の温もりかもしれないが
お前には文明の勝利を祝う地獄の祝典ではなかったのか
南天に深紅の実すでに1つとして無く
白金に光る葉が天空を裂いて揺れている
沈黙の高台から下界を見下ろすお前の瞳
灯るのはいつも幽愁を燃やす小さな炎ばかり
お前がどのように素性を隠そうとしても
あの山野を駆け抜けた誇り高き種族の末裔だから
俺達のしてきた数々の仕打ち,蛮行を許してくれているのか
何千何万の月と日を重ねても俺達の種族は
あきもせず英雄の記録を書き続け
寛大の樹に平然と弱さの文字を刻み込む出来そこないだ
眼下に広がる盆地では日没もそこそこに灯火の数が増え
俺にとっては懐かしい人々の温もりかもしれないが
お前には文明の勝利を祝う地獄の祝典ではなかったのか
肺炎 [ペットとの日々]
ここ10日ほど風邪気味なのに,23日,東京フォーラムの展覧会行事に参加してしまった.24日は頭がもうろとして,これは普通でないことが分かった.あれこれの約束を全部キャンセルして,急いで帰宅したのに今日25日は朝から猛烈な高熱,頭痛,関節痛,39度五分で肺炎であることは明らかだ.
僕を残して一人で逝ってしまったコロに恨みがましい事を言ってきたので,本当にコロが僕を連れに来たのかもしれない.
頭が割れるように痛い.生きていることに感謝しない僕は本当の馬鹿だ.そんなわけで返信を出せない僕を許して下さい.皆様もご自愛されますよう.
僕を残して一人で逝ってしまったコロに恨みがましい事を言ってきたので,本当にコロが僕を連れに来たのかもしれない.
頭が割れるように痛い.生きていることに感謝しない僕は本当の馬鹿だ.そんなわけで返信を出せない僕を許して下さい.皆様もご自愛されますよう.
白き犬の姿をした亡き友の思い出のために(1) [ペットとの日々]
1
お前の動かない祭壇の前に哀しみが降り積もる
静かに音も無く薄い絹のような哀しみが
何重にも重なり休み無く降り積もる
お前の輝かしかった瞳には
死者の憂いが鈍く光り
かすかな腐臭さえ始まって
足が,手が,冷え切った水底に沈んで凍りついてしまった.
おお,雷鳴の一撃よ,お前の沈黙を破れないのか
あのつぎはぎだらけの怪物に命の一撃を与えた電光が
白い祭壇に数輪のスイトピーが置かれ
お前の死を意味の無い儀式の中で無理やり納得させようと言うのか
明日にはお前の亡骸に容赦なく油が注がれ
炎につつまれてお前の身体は数え切れない分子に分解される
後に残された灰色の骨を一つ,二つと拾い集めるのは残された者だ
まるで消えようとする哀しみの山を呼び戻すかのように
何度と無く,何度と無く
お前の動かない祭壇の前に哀しみが降り積もる
静かに音も無く薄い絹のような哀しみが
何重にも重なり休み無く降り積もる
お前の輝かしかった瞳には
死者の憂いが鈍く光り
かすかな腐臭さえ始まって
足が,手が,冷え切った水底に沈んで凍りついてしまった.
おお,雷鳴の一撃よ,お前の沈黙を破れないのか
あのつぎはぎだらけの怪物に命の一撃を与えた電光が
白い祭壇に数輪のスイトピーが置かれ
お前の死を意味の無い儀式の中で無理やり納得させようと言うのか
明日にはお前の亡骸に容赦なく油が注がれ
炎につつまれてお前の身体は数え切れない分子に分解される
後に残された灰色の骨を一つ,二つと拾い集めるのは残された者だ
まるで消えようとする哀しみの山を呼び戻すかのように
何度と無く,何度と無く
コロありがとう,そしてさようなら [ペットとの日々]
最近の様子から,闘病日記がずっと続くような気がしていたのに,今日夕方コロは逝ってしまいました.うす曇の空から柔らかな日差し,なんとなく春の気配の中で二人で散歩に行きました.よろよろと歩くのはいつもと同じコース,上り詰めたところで盆地を囲む山々が煙っていてこれがとても最後とは思えない穏やかさだったのに.坂を下る時はぴんと尻尾を立てて胸を張り,巻き毛がゆれる様は本当に優雅だったよ,コロ!それから3時間ほどした時だろうか,低い唸り声を聞いたのは.酸素吸入も受けつけず,僕にはどうすることも出来ない苦しみの声を聴きながら一時間も抱き合っていたね.それから意を決して獣医さんに電話し,相談することにした.少しでも苦しみを和らげてあげたい,それだけがお願いだった.心電図を見たりしたが,それが良くないことはもう明らかだから,もう僕は僕のために生きて欲しいとはお願いしなかったよ.鎮静剤を先生は必要最小限注射してくれました.それから,もしかしたら昼間の元気な状態に戻るかもしれないと励ましてくれたが,僕は最後のお別れが近いことをコロのうめき声で理解しました.コロ,有難う.もういいよ.僕等のために苦しむのは.コロは有り余る勇気と,単純に生きることの美しさを僕等に教えてくれたね.そう思いながら運転していると,帰りの自動車の中でもうコロは静かに眠りだしました.家に帰って30分ほどした夜8時55分,コロは嘘のように安らかな寝息をたてながら僕等の前から消えていきました.
闘病日記を読んでいただいた方へ,僕とコロの物語が少しでもお役に立つなら無上の幸せです.僕は大切なものを失うことに対して,あまり生き方が上手とは言えません.だから本当のところはコロを失ったことがすごく怖いのです.今も息が苦しくなって,座敷で動かないコロが白い数輪の花を押しのけて動きだしそうな・・.でも,さようなら.またね,と言えないことがどれほど哀しいことか・・
闘病日記を読んでいただいた方へ,僕とコロの物語が少しでもお役に立つなら無上の幸せです.僕は大切なものを失うことに対して,あまり生き方が上手とは言えません.だから本当のところはコロを失ったことがすごく怖いのです.今も息が苦しくなって,座敷で動かないコロが白い数輪の花を押しのけて動きだしそうな・・.でも,さようなら.またね,と言えないことがどれほど哀しいことか・・
異”文化”コミュニケーション? [ペットとの日々]
体調が少し良くなったコロと,猫のシジミとがこのところ喧嘩をしません.シジミは千葉の津田沼駅付近で捨てられていて,3月の冷たい雨の中で瀕死の状態でした.子猫は寒さにすごく弱いんですよね.暖かい部屋に入れても目脂で開かない目のまま,暖かい牛乳さえ飲めませんでした.それが今ではでか猫で,机から床に飛び降りるとドンと地響きがします.多分遊びたいからだと思うのですが,つい数ヶ月前まではよたよたのコロを追いかけ回しては飛びついていました.一方コロの猫嫌いは徹底していて,元気な時には10m先でも興奮して息が荒くなったものです.一体コロとシジミとを”和解”ということで方向転換させたものは何か気になりますが,本当のところは良く分かりません.何度も怒鳴ったのが功を奏したのか,それともしかけても張合いが無くなったのか,最近はよく並んで食事をしたりしています.
何かが起こっている・・・ [ペットとの日々]
この闘病日記を読んでくれた方に不思議な報告をします.僕はオカルトも奇跡も信じない科学者です.でも何か未だ解明できていないことが有る,またそれが将来も解明できないかもしれないということが有る,それは信じています.コロの闘病日記では深刻な病状とそれからの劇的回復,また行きつ戻りつしながらの衰えを記録してきました.これらは解明されていないことも有るように見えますが,なんとなく未だ既存の医学・生物学の了解事項の範囲内だと思ってきました.でも一昨日の夜のことはどうしてもよく分かりません.ほとんど終日眠りの中に有るコロを前回報告しました.それは幸福のようにも見えるし,また僕との別れのプロセスとして必要な手続きのようにも見えました.でも,どのように美味しいものをつくって出しても少しずつ食べる量が減り,ついに食事を見ないようになってしまったコロを受け入れるのは辛いことでした.飲み手の無いACE剤だけが机の上に残り,食べなくなった食事が家のあちこちに散乱しているのです.そうなって二日ほどの真夜中のことでした.家の中をしゃかしゃか歩く足音が3時ごろしました.爪が伸びてコロだということがすぐに分かりました.僕は看病が習慣化して,その足音がすると何時でも飛び起きてしまうのです.暗い座敷でコロが立っています.”どうした?外でおしっこか?”夜中の庭は底冷えがして凍るようでした.それでも,よろよろと外に出たコロは庭を何度も回って用をたし家の中に戻りました.でも何か様子がおかしいのです.ぴょんぴょんはねて元気な時のコロのようです.もしかして・・,僕は半年もほったらかしていた固形飼料を皿に盛りました.コロのバリバリと飼料を噛み砕く音が響きました!わからない!これが正直な感想です.今日もこの状態が続いているのです.たぶん何日か後でまた不調に戻るのでしょう.でも本当の末期に今のようなことが起こった,それだけで僕には十分了解不可能なことに思えるのですが.写真はつい先週の病めるコロの姿です.